複数の国に商標登録ができるマドリッド・プロトコル(通称マドプロ)とは?

商標登録というと日本の特許庁へ出願するのが一般的ですが、この登録で商標権の効力を発揮できるのは日本の領域内のみです。世界の市場で商標権を得るためには、各国の商標を管理している組織に登録出願をしなくてはいけません。

商標権はその国によって効力や手続きが違います。いちいちひとつひとつの国で登録を行うのは世界を股にかける企業にとって手間でしょう。

商標は世界的な権利です。そのため保護に向けた国際的な条約があります。マドリッド・アグリーメントと呼ばれるものですが、もともとは無審査の国を前提に交わされたものです。その後、日本のような審査を設ける国でも参加しやすいよう、設けられたのがマドリッド・プロトコル、通称マドプロです。現在49カ国が加盟しています。

このマドプロを利用すれば、加盟国のうち出願時に指定した国で商標登録できます。まず日本の特許庁など、加盟国の該当組織に所定の手続きで国際登録出願をします。手続きは英語かフランス語です。審査は登録に指定した国の基準に基づいて行われます。また審査を通過し、国際登録された際の商標権の効力も、すべてその国の規定に基づきます。

料金は日本であれば特許庁の登録にかかる費用に加え、国際事務局にも手数料を支払う必要があります。

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