地域団体商標の登録例

本来であれば、商標には地域名などを用いて登録することができません。一般的な普通名称を登録してしまえば、商標権者以外がその登録した言葉を自由に使えなくなり、たくさんの人に対して不利益が起こってしまうからです。これは商標法でも規定されています。

しかし、近年地域づくりの一環として特産物をほかのものと区別する、ご当地ブランドづくりが盛んになっています。地域名と商品名からなる商標は、従来の商標法ではロゴを組み合わせるなどの特定の条件がなければ登録不可とされてきましたが、2006年に「商標法を一部改正する法律」が施行され、地域団体商標制度がスタートしました。

これにより、地域興しの目的で地域団体が地域名などを盛り込んだ特産物の商標も登録できるようになりました。今のところ1,000件を超える出願があり、およそ500件が登録されています。

具体的な例を挙げれば、日本の伝統的な信楽焼もこの地域団体商標の登録例です。藍染や友禅、人形などの伝統工芸もたくさんありますし、このほかにも、近江牛や泉州水なすなどの食材も多く見られる例です。

地域団体商標の例は、特許庁のウェブサイトでも公開されていますので、どんなものが登録されているのか調べることができます。

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