よくある拒絶理由(4条系)

登録に向けて特許庁に出願した商標が拒絶されることは珍しくありません。この際出願者には拒絶理由が通知されます。この理由に基づいて対応を考えていくのですが、根拠となる商標法によって、3条系や4条系などと呼ばれています。

4条系の場合は、主に、すでに広く知られている有名なマークや登録されている他者の商標を侵害していると判断されていることがほとんどです。

すでに広く知られている有名なマークには、国旗や国際連合のマーク、あるいは赤十字のマークなどもあります。これらのマークは商標として登録されていませんが、すでに一般に広く知られる公的なマークであり、市場において商標として利用すれば混乱を招きかねないという判断になります。どこまでが有名と判断されるかは議論の余地が残っていますので、意見書で対応することもできるかもしれません。

すでに他者が登録している商標についてですが、これは登録が完了し、きちんと更新手続きをしているもの以外に、商標権が消滅してから1年を経過していないものも含まれます。1年間は手続きで権利を復活できるからで、重複を避けるための処置になっています。

4条系の拒絶理由については、似ているか似ていないかの議論になることが大多数です。意見書においては、主観的な内容に終わらず、過去の例などを用いて客観的に類似商標ではないという証明が求められています。

このページの先頭へ